近畿（118）

別名「近江富士」。なだらかな稜線を描く姿が美しく、多くの歌に詠まれてきた名峰。

堀に沿って土蔵や旧家が立ち、城下町の風情を偲ばせる。手漕ぎ舟で巡ることも。

山中に突如現れる美術館は「桃源郷」をイメージしてＩ.Ｍ.ペイ氏が設計したもの。周囲の自然を生かした建物やトンネルなども見ごたえがある。

約４００ｍにわたって続く道の左右に、空を覆うほど高く伸びた竹がそびえる京都を代表する観光地。冬にはライトアップも行われ、いっそう幽玄で静謐な雰囲気が楽しめる。

京都市を流れる桂川に架かる、嵐山を象徴する橋。歴史は古く、承和３年（８３６）に架橋したのがその始まりだといわれている。周囲の山々や桂川との調和が美しく、観光名所としても人気が高い。

「白鷺城」ともよばれる白亜の城。慶長１４年（１６０９）に池田輝政によって今のような大規模な城郭に改築された。１９９３年には世界文化遺産に登録されている。

西日本最大級の規模を誇るヒマワリ畑。見頃に合わせ、ひまわり祭りも開催される。

瀬戸内海に面した穏やかな海岸。干潮時には波打ったような模様の干潟が現れ、夕日や朝日を反射してドラマチックな光景を見せる。

“清水の舞台”として知られる清水寺の本堂は高さ約１３ｍ。急峻な崖の上に建築する「懸造り」とよばれる日本古来の伝統工法が用いられており、大きく張り出た舞台をしっかりと支えている。

国の特別名勝に指定されており、切り立った断崖とコバルトブルーの穏やかな川面が美しい。大自然の迫力を間近で味わえる観光用のジェット船が行き交っている。